先週末からの寒波によるしけなどの影響で石川県内近海の底引き網漁船が出漁できず、
県内の鮮魚店で県産ズワイガニ「加能ガニ」の品薄状態が続いている。値段は例年より3
割ほど高く、カニの引き合いが多くなる年末にあたり、店側は「何とか品数をそろえたい
が、出漁できるかは天候次第でどうなるか分からない」と頭を悩ませている。
石川中央魚市(金沢市)によると、12月は強風など天候不順に見舞われる日が多く、 出漁できない日が多かった。23日以降の寒波で加能ガニやコウバコガニはほとんど水揚 げされず、北海道や山陰から入荷されるカニが中心に出回り、流通量は例年より2~3割 減となっている。
金沢市の近江町市場でも品薄が続き、川木商店では、加能ガニは1匹約600グラムの ものが1万円と例年より3割ほど高い。コウバコガニは180グラム前後で1600円と 例年並みという。大口水産では地物の不漁に加え、ロシア産の入荷量も少なく、1匹40 0グラムのものが2500円と例年の倍以上となった。
同店の売り場担当者は「年末年始にカニを求める客は多い。早く天候が回復してくれる よう祈るしかない」と話した。