でんぷんの損傷度が少なく、粉の粒が超微細な「スーパー米粉」を、県が開発し、特許を申請していることが31日、わかった。
特許が認められれば商品化を積極的にアピールする方針。県は、食料自給率の向上や水田の有効活用にもつなげたい考えだ。
米粉はコメを粉末に加工した食材。もちもちとした食感や油を吸いにくい点が注目を集め、「日本の食料自給率アップの救世主」として期待が高まっている。
従来の米粉の大きさは100マイクロ・メートルだったが、県は小麦粉並みの40マイクロ・メートルにする技術を開発した後、さらに微細な20マイクロ・メートルにすることができる高圧処理による加工技術の開発に成功した。
従来はでんぷんが壊れる比率が11%もあったが、「スーパー米粉」では4・6%に抑えることに成功した。でんぷんを失う割合が少ないことで、パンや洋菓子、麺類などがよりおいしくなるという。スーパー米粉で作ったスポンジケーキを試作したところ、きめが細かく、なめらかな食感が出せたという。
国は現在、2020年までに「米粉用コメ50万トン」の生産を目標に掲げている。県は今回のスーパー米粉の開発で、米粉関連施設の大規模化や集約化を目指すほか、県産米のブランド力を生かして、米粉製造会社に売り込む。
県などによると、11年の米粉用コメの県内生産量は、1万4384トンで、全国シェアの約35%を占め、全国1位。10年(9574トン)との比較では1・5倍となっている。県幹部は「県内の宿泊施設で米粉を使った料理を積極的に提供してもらい、コシヒカリだけでなく、米粉でも『新潟ブランド』を確立させたい」と意気込んでいる。