福山市中心部の代表的な商業施設の一つ、JR福山駅前の専門店ビル「キャスパ」(同市三之丸町)が31日、最後の営業を終了して閉館した。若者を主体に親しまれてきたが、郊外型店舗などとの競争激化も影響し、35年7カ月の歴史に幕を下ろした。
最終日も通常通り午前10時に開店した。テナント各店には「売りつくし」「SALE」と記された紙が張り出され、衣料品や雑貨などを格安で販売。閉館を惜しむ市民らが訪れ、最後の買い物を楽しんでいた。
同ビルは、バス事業などを展開する「トモテツグループ」の一員で、イズミ(広島市)が共同出資する有限会社「キャスパ」(福山市三之丸町)の運営。1976年、専門店とイズミ福山店が営業開始した。87年に全館が専門店となり、若者向けファッションを中心に人気を集めた。